船内生活

 船内生活が大変楽しかった。97日間の3分の2は海の上であり、退屈するのではないかと何冊もの本を持ち込んだりした。しかし、ほとんど本を読む時間は無く、毎日今日はどのイベントに参加するか迷う日々だった。

 スエズ運河への順番待ちのトパーズ号で

 船には2歳から90歳までいろいろな世代の人がおり、若い人たちとの語らいも楽しみの一つだった。左から田中さん、誠史、美沙、川西さん、生島さん、小林さん
 夏祭り
 太極拳の指導を受ける人。健康管理のため大勢の人が毎朝
参加した。
 水先案内人として乗船された多くの方々のお話を聞き、その生き様に接することができた。
 毎日生バンド演奏があった。  運動会
 運動会  運動会
 ベルゲン消防吹奏楽団がピースボートの入港を歓迎して、トパーズ号へ来て演奏してくれた
 踊りも歌も演ずるのは乗船者。映画を作ったり、演劇をしたり、音楽会をしたりするのも乗船者。 皆が主役の船だった。
04.09.22 地球一周の船トパーズ号で

            


二人だけのダンスパーティー

 

 9月22日は特別な日である。家内が母になった日記念日である。船は9月16日ジャマイカを出港しカリブ海を経て、9月18日コロンビアのカルタヘナに寄港し観光した。その後パナマ運河を通過し、太平洋に出て、グアテマラに向かう途中、船上で9月22日を迎えた。

  私はひそかに家内と二人だけのダンスパーティーを企画した。船での夕食は二部制で、前半、後半に分かれている。その間に誰も会場を予約していない空白の時間帯がある。

 あらかじめ借りておいたプレーヤーで音楽を流し、ソロでワルツを踊った。いつもはダンスのレッスンやパーティーなどでいっぱいの会場が二人だけだった。

 スタッフの一人が通りかかり、「写真を撮りましょうか。」と声をかけてくれた。「今日は家内が母になった日記念日なんです。よろしくお願いします。」とお願いした。「いい記念になりますね。」とにっこりして数枚の写真を撮ってくれた。忘れられない、いい記念日となった。